2013年9月9日
この調査報告書では、香港上海銀行(HSBC)がマレーシア・サラワク州で広範囲な環境破壊と人権侵害を引き 起こす伐採会社に融資を行い、自社の環境方針に反して約1億3000円万米ドル儲けたことについて解明している。 同社は、組織的な贈収賄と汚職への関与が広く疑われている企業にも金融サービスを提供している。
マレーシアのサラワク州は、南米とアフリカを合わせたより多くの熱帯木材を輸出しており、数十年にわたる商業伐採とプランテーション開発により今や手付かずの状態で残っているのは、元々あった森林の5%に過ぎない。 グローバル・ウィットネスの報告書「さぁ、森のない未来へ」 は、同地域の伐採に関わる大財閥7社への融資とサービス提供によりHSBC社が推定1億3000万米ドルの利息および手数料による収入を獲得してきたことを明らかにする。